「出生前診断の費用っていくらが相場なんだろう?」
そのようにお悩みではありませんか?
出生前診断を受けてみたいけど、相場もよくわからないし受けるならなるべく安く受けたいですよね。
そこでこの記事では出生前診断の費用の相場について、非確定検査や確定検査など様々な検査方法を比較して解説します。さらに費用を安く抑えるためのコツまで合わせてお伝えしていきます。
出生前診断の費用相場
出生前診断の各検査費用の相場は以下の表のようになっています。
種類 | 検査名 | 費用 |
---|---|---|
非確定検査 | エコー検査 | 6,000円~10,000円 |
NIPT (新型出生前診断) | 15万円~25万円 | |
クアトロ検査 | 2万円~3万円 | |
確定検査 | 羊水検査 | 8万円~15万円 |
絨毛検査 | 10万円~20万円 |
出生前診断の種類
出生前診断には、
- 非確定検査
- 確定検査
の2種類があります。順に解説していきます。
非確定検査
非確定検査は胎児が先天性疾患を持っている確率を計算するための検査です。疾患を確定することはできませんが流産のリスクがほとんどなく安全な検査であるため、1回目の出生前には非確定検査が用いられます。
非確定検査は主に「エコー検査」「NIPT(新型出生前診断)」「クアトロテスト」の3つに分類されます。
- エコー検査:超音波で胎児の様子を確認します。見た目だけでの判断なので精度は低いです。
- NIPT(新型出生前診断):妊婦の血液を用いて検査をします。精度は99%以上で検査できる項目も多いです。
- クアトロテスト:妊婦の血液を用いた検査ですが、精度は80%程度です。
メディオンクリニックでは精度が高く検査できる項目も多いNIPT(新型出生前診断)をおすすめしています。


NIPTはかつて、高齢出産などリスクが高い妊婦さんにしかできなかった検査ですが、対象年齢が取り払われたことで、現在は全年齢で受けられるようになりました。
ダウン症の他にも、エドワーズ症候群やターナー症候群など染色体異常で起こる深刻な疾病を判断することができます。
妊娠10週から検査でき、早い時期に赤ちゃんの持つ疾病がわかることが大きなメリットです。母体への負担も少ないので、多くの妊婦さんに推奨しています。
確定検査
確定検査は胎児の細胞を用いて先天性疾患の有無を確定する検査のことです。ダウン症などの疾患であればほぼ確実に判定ができる一方で、0.6%~1.0%程度の確率で流産や破水のリスクがあるため、基本的に非確定検査で疾患をもつ疑いが高いと判断された場合にのみ行われます。
確定検査は「羊水検査」と「絨毛検査」の2つに分類されます。
- 羊水検査:妊婦の羊水を採取し、羊水中に含まれる胎児の細胞の破片を元に判定を行います。破水リスクは0.6%。
- 絨毛検査:胎盤の一部を採取し疾患の有無を判定します。破水リスクは0.1%。
それぞれの検査方法については詳しくはこちらの記事をご覧ください。


出生前診断は保険の対象になる?
出生前診断は自由診療であるため保険が適用されません。そのため検査費用が全額自己負担(10割負担)になります。また自由診療の場合、検査費用は各医療機関が決定して良い決まりになっているため、出生前診断は医療機関によって金額が大きく異なります。
出生前診断は高額な検査費用が全額自己負担であるため、病院選びなどは検査前にしっかり検討する必要があります。
出生前診断は医療費控除の対象になる?
出生前診断は医療費控除の対象にはなりません。
医療費控除は1年間の医療費の合計が10万円を超えた場合に所得控除を受けられる制度です。医療費控除の対象となる医療費は「病気の診療」に関係している場合のみです。
出生前診断は必ずしも病気と判定されるわけではないため「病気の診療」に該当せず、医療費控除の対象にはならないのです。
出生前診断を安く済ませるコツ
出生前診断は高額な検査ですが、検査費用を安く済ませるコツがいくつか存在します。
確定検査の補助をしてくれる病院を選ぶ
非確定検査で高いお金を払って検査をして陽性だったとしても追加で確定検査を受診しなければ正しく疾患を判定することはできません。確定検査は最低でも10万円程度はする高額な検査であるため多くの人が確定検査を受けることを躊躇ってしまいます。
そこで最近では非確定検査を実施した病院が無料で確定検査を実施してくれたり、数万円の補助金を出してくれるケースも増えてきています。確定検査の補助をしてくれる病院を選んで非確定検査を受けることで万が一陽性だったときに安く確定検査を受けることができます。ただし補助金額に上限が設定されていることもあるので注意が必要です。検査前に病院のホームページで補助の有無と上限金額を確認しましょう。
必要項目だけを検査する
出生前診断はダウン症、18トリソミー、13トリソミーなどの先天性疾患だけでなく、微小欠失検査や性別などの判定もできるものがあります。単一の疾患の検査だけの判定であれば数万円安くすむ場合もあるのでどうしても費用を抑えたい場合には検査項目を減らすのがおすすめです。
ただし別の疾患を持って生まれてきてしまう可能性があったり、単一の疾患の検査だけだと確定検査の補助がつかなかったりなどのデメリットもあるので、メディオンクリニックではできるだけ多くの項目を同時に検査することをおすすめしています。
クレジットカードの分割払いに対応している病院を選ぶ
クレジットカードに対応している病院を選ぶことで一度に払う金額を安くすることができます。例えば20万円の検査費用を10回分割払いで支払えば一月に2万円の支払いですみます。
分割払いは通常手数料がかかりますが、最近では分割手数料を無料で対応してくれる病院もあります。一度に大きな金額を支払うのが難しい人はクレジットカードの分割払いに対応している病院を選ぶのが良いでしょう。
出生前診断の費用 まとめ
今回は出生前診断の費用について説明しました。
出生前診断はどんなに安くても数万円する高額な検査です。種類や病院をよく考えて受診することをおすすめします。
追加の羊水検査が必要になる場合もあるので、検査費用にどこまでの内容が含まれているのか確認するのも大事です。
2020年に顧客満足度97%を獲得しているNIPT平石クリニックなら、羊水検査の追加費用は無料です。土日の検査もしているので、お休みの日に受けることが可能です。
検査結果は最短6日でわかります。出産に悩んでいる場合、なるべく早く結果が欲しいという方もいらっしゃると思います。そういう場合、迅速に結果がわかるNIPTはかなり役立つでしょう。
ネットで24時間予約ができますし、悩んだら無料の電話相談もありますので、赤ちゃんの疾患について不安があるのなら、一度検討してみることをオススメします。