「ダウン症患児の耳の形には特徴があるの?」
あなたは今、そのようにお考えではありませんか?
エコー検査で子供の耳の形に違和感があり、「ダウン症の可能性」があると診断されたため、ダウン症患児の耳の形にどんな特徴があるのか気にかかりますよね。
そのようなお悩みを抱えてる方に「ダウン症患児が持つ耳の形の特徴」をご紹介します。
またダウン症を確実に調べるための方法もご紹介するので、自分の子供がダウン症であるかどうかの不安を解消できるかと思います。
その方法は「新型出生前診断」、通称NIPTと呼ばれています。お母さんの血液検査だけでダウン症がわかるとして、近年大きな話題になっています。
その診断の正確さは99%以上と言われていますし、赤ちゃんにリスクがある羊水検査でもありません。
気になる方はこちらから詳細を確かめてみてください。
ダウン症患児が持つ耳の形の特徴
ダウン症患児を耳で判別する時に、エコー画像を用いることが多くあります。
ここではエコー検査で判別できる「ダウン症患児が持つ耳の形の特徴」である、以下の3つについて解説します。
耳の位置が低い(耳介低位)
(上:健常児,下:ダウン症患児|画像引用)
ダウン症患児は耳の位置が低いことが特徴で、別名「耳介低位」とも言います。
通常の胎児の耳は上記の写真のように「耳上部が目尻と同じくらいの高さ」にありますが、ダウン症患児の場合「耳上部が目尻より下」に位置しています。
詳しい原因は分かっていませんが、耳の特徴の中で一番分かりやすく、「ダウン症」と判別されやすい特徴です。
耳の上部が折れている
(画像引用)
ダウン症患児の耳たぶは、「上部が折れていたり」「耳が内側に食い込んでいる」ことが多いです。
通常の胎児でも「耳たぶの上部」や「その他の耳の部分が変形」することもありますが、ダウン症患者は特に耳の上部の折れが現れます。
ダウン症患児の耳の変形により、音が聞こえづらかったりするケースもあり、難聴になるダウン症患者も少なくありません。
耳が小さい
ダウン症患児の耳は、通常の胎児に比べて一回り小さいことが特徴です。
しかし極端に小さいわけでもなく、ダウン症以外の子供でも耳が小さいこともあるため、見分けることが難しいです。
そのため「耳の小ささ」をダウン症の判断基準にするのではなく、確実に調べるために以下の方法を行うことをおすすめします。
ダウン症を確実に調べる方法
ダウン症の診断方法には、以下の2つがあります。
出生前診断
出生前診断を行うことで、妊娠中の子供がダウン症であるかを確かめることが可能です。
出世前診断は以下の5種類があり、リスクはないけれど精度が100%ではない「非確定検査」と流産のリスクがわずかにあるけれど精度が100%に近い「確定検査」があります。
NIPT(新型出生前診断) | 母体の血液中にある胎児の細胞から「ダウン症」を判別する非確定検査。陽性的中立は93% |
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クアトロテスト | 母体の血液中の成分から「ダウン症」を判断する非確定検査。陽性判定確率は83%前後 |
コンバインド検査 | エコーと母体の血液からダウン症を判別する非確定検査。陽性的中率は80%前後 |
羊水検査 | 非確定検査が陽性の場合、母体の子宮にある羊水を針で抽出して成分を調べる確定検査。精度は99%以上だが0.3%の確率で流産をする。 |
絨毛検査 | 非確定検査が陽性の場合、胎盤の一部を腹部から針で採取して判別する確定検査。羊水検査より妊娠初期に検査をできるが、流産をする可能性が1%ある。 |
出生前診断を行うことで、かなりの確率で胎児が「ダウン症」であるかを判明することができます。
しかし出生前診断の結果が「ダウン症」の場合、重要な判断にどうすればいいか思い悩む方も多くいます。
そのため出生前診断をする前に、もし子供がダウン症であった場合どのように対応をするかを決めておくことが重要です。
出生後の血液検査
出生後の血液検査は、出生した子供の血液内にある「遺伝子情報」を検査する方法です。
主に出生前診断の時に陰性で、出生後にダウン症の疑いがある場合に「血液検査」が行われます。
ダウン症 耳 まとめ
この記事では、ダウン症患児の耳の特徴やダウン症かどうかを調べる方法をご紹介しました。
耳の形に違和感がある子供は、ダウン症の患児に限らず一定数存在します。そのため一度、出生前診断を行うことをおすすめします。
新型出生前診断では、ダウン症以外にも様々な染色体異常を検査することができます。
心疾患や口蓋裂などが起こりやすいパトー症候群、1ヶ月ほどしか生きられないエドワーズ症候群、低身長や卵巣不全が起こるターナー症候群、精神疾患や成長障害が起こる微少欠失などをお母さんの血液から検査できます。
羊水検査とは違い赤ちゃんへのリスクはなく、陰性だった場合、疾患の陰性率は99%以上と高いので、安心して妊娠期間を過ごすことができます。
また、陽性だった場合、羊水検査の追加費用は無料で検査することも可能です。
かつては高年齢の妊婦など、リスクのある妊娠の場合にしかできなかった出生前検査ですが、最近では全年齢に行えるようになりました。
専門クリニックを訪れた妊婦さんの満足度は95%以上、すでに多くの妊婦さんがNIPTで赤ちゃんの疾患を調べています。
出生前に先天性疾患の有無を確認する検査は、これから益々増えていく状況だと言えそうです。
気になることがあるのなら、一度検査を受けてみることをお勧めします。