「茶色の不正出血が続いているけど妊娠?」「病気なのか更年期なのかわからない…」とお悩みではありませんか?
こちらの記事では、茶色の不正出血が続いている原因をセルフチェック形式でご紹介していきますよ!
茶色の不正出血は、病気が原因のこともありますが、病気以外が原因で不正出血を引き起こしている可能性もあります。
病気以外の更年期や生活習慣などが原因の場合、簡単なセルフケアやピルで改善できる可能性があります!
原因に合わせ、現役産婦人科医が効果的な対処法もお伝えしますので、試してみてください。
茶色の不正出血を改善し、安心して快適に過ごせるようにしていきましょう!
・茶色の不正出血が続く原因は?…「妊娠」「更年期」「生活習慣」など。病気が原因で出血している可能性もある!
・病気以外で茶色い不正出血が続くときの対処法は?…「妊娠検査薬」「ピル」「生活習慣の改善」を試してみるのがおすすめ!
・病気が原因で茶色い不正出血が続くときの対処法は?…10日以上出血が続く場合は産婦人科を受診し、適切な治療を受けよう!
不正出血とは?
不正出血とは、月経時期以外に起こる性器からの出血です。
不正出血が起こる原因は、大きく分けて2つあります。
1.ホルモン異常
2.子宮や膣の病気
まず、ホルモン異常で起こる不正出血について確認しましょう。
排卵の働きに影響を及ぼします。
さらに、ホルモンバランスが乱れることで、子宮内膜が刺激され剥がれてしまい不正出血を起こす場合がある。
特徴としては、出血量が通常の生理よりも少なかったり、逆に出血量が多く長期間続いたりします。
「ポリープ」や「子宮筋腫」、「がん」の他に、「性感染症による炎症」でも出血を起こす。
このような病気が原因の場合には、いつもの生理以外で不正出血が頻繁に起こる、という特徴があります。
さらに詳しい症状や対処法については以下の章で詳しく解説していくので参考にしてください。
「病気以外で茶色い不正出血が続くときの対処法8選」
「病気が原因で茶色の不正出血が続くときの対処法7選」
参照元:ユイ・レディースクリニック
参照元:荘田レディースクリニック

生理前・生理後で茶色い不正出血がどのくらい続いたら病院に行くべき?
出血が10日以上続く場合には、ホルモン異常が起こっている可能性があります。
また、生理時以外に出血がある場合には、病気が原因となっている可能性もあるため、産婦人科で検査を受けるようにしてください。
生理前や生理後の茶色い出血が、10日以上ダラダラ続いたら、産婦人科を受診する目安としましょう!
ただし、生理日前後の茶色の不正出血は、生理前の極微量の出血や、生理後の子宮内に残った血液の排出によるものと考えられます。
血液は、出血してから時間が経過すると、酸化し茶色く変色します。
このことから、茶色い不正出血は、出血後に時間が経っている可能性が高いもの、と考えられるのです。
よって、生理日前後の茶色い出血で一時的なもので、他に腹痛など気になる症状がない場合は、様子見でも問題ありません。
参照元:ユイ・レディースクリニック
参照元:心斎橋駅前婦人科クリニック
病気以外で茶色の不正出血が続く原因8選
ここからは、病気以外で茶色の不正出血が続く原因を8つご紹介していきます!
1. 妊娠・流産
2. ストレスや環境の変化
3. 更年期による影響
4. 思春期で生理が不安定
5. ピルの種類が合っていない
6. 睡眠が足りていない
7. 生活習慣の乱れ
8. 過剰な運動または運動不足
上記のように、病気以外でも、妊娠や生活習慣の乱れによる影響で、茶色の不正出血が続くことがあります。
各原因に該当しないか、チェックリストも掲載していますので、自分が当てはまらないか確認してみてください。
1. 妊娠・流産
茶色の不正出血は、妊娠・流産が関係している可能性があります。
まず、妊娠により起こる出血に、着床出血があります。
着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床する際に、子宮内膜を傷つけることで起こる出血です。
着床出血が起こる時期は、妊娠4週頃で、生理予定日と重なるため、生理と勘違いしやすくなっています。
妊娠初期症状をご紹介していきますので、出血以外にも妊娠の兆候が見られないかチェックしてみてください。
・微熱が続いている
・下腹部痛やお腹の張り、便秘を感じる
・胸の張りを感じる
・胃のムカムカや吐き気がある
・頭痛や腰痛を感じる
・体がだるくむくみやすい
・強い眠気やめまい・立ちくらみがある
・情緒不安定ぎみになる
・臭いに敏感になった
・頻繁にトイレに行きたくなる
参照元:エネレディースクリニック
また、着床出血は以下のように生理とは異なる出血量や期間であることが多いです。
<着床出血の特徴>
出血の量 | 生理の時よりも出血量が少ないことが多い 人によっては、生理と同じくらいの出血を起こす |
色 | 薄いピンクや茶色 |
出血する期間 | 通常1〜2日程、長い人でも3〜4日前後 生理よりも短いことが多い |
確かめる方法としては妊娠検査薬や産婦人科での検査がおすすめです。
ただし、妊娠検査薬が陽性であっても正常な妊娠とは限りません。
出血量が多く、血の塊が混じったり、下腹部痛があったりする場合は、流産や異常妊娠の可能性も考えられるので注意が必要です。
参照元:心斎橋駅前婦人科クリニック
参照元:ヒロクリニック

2. ストレスや環境の変化
茶色い不正出血は、ストレスや環境の変化による影響で起こる可能性があります。
女性ホルモンの分泌は、脳の視床下部という部分から指令が送られています。
この視床下部という部位は、感情的な興奮やストレスの影響を受けやすいとされています。
視床下部が影響を受けると、ホルモンバランスが崩れ、不正出血を起こす場合があるのです!
ストレスのチェックリストをご紹介しますので、ストレスが溜まっていないかチェックしてみてください。
・体がだるく疲れやすい
・思い通りにいかないことが多い
・寝ても寝足りない感じがする
・イライラしてしまう
・やる気が出ない
・人と話すのが面倒だ
・最近風邪を引きやすくなった
・食欲がなくなった
・飲酒量が増えた
・悩みを一人で抱え込んでしまう
・朝目覚めが悪い
・怒りの感情をため込んでしまう
参照元:六本木クリニック
ホルモンバランスが乱れて起こる出血は、生理期間が長引いたり、生理周期が長かったり短かったりするのが特徴です。
ストレスは、知らず知らずのうちに溜まっているケースもあります!
ストレスチェックを行い、ストレスが溜まっていないか定期的に確認していきましょう。
参照元:山下クリニック
参照元:大橋産婦人科クリニック
3. 更年期による影響
茶色い不正出血が続いている場合、更年期による影響も考えられます。
更年期とは、閉経前後の5年間を言います。年齢的には、40代後半~50代前半頃までが多いですが、個人差があります。
この時期は、閉経に向かって、卵巣ホルモンの分泌が減少し、排卵機能もなくなっていきます。
生理周期に乱れが生じやすくなるため、茶色い出血が続くこともあるのです。
更年期に起こりがちな症状をご紹介していきますので、更年期の症状が出ていないか、チェックしていきましょう!
・のぼせやほてりがある
・冷えやすい
・肩こりや腰痛、背中の痛みを感じる
・疲労感があり疲れやすい
・めまいが起こる
・気持ちが落ち込む
・不正出血がある
・外陰部のかゆみがある
・おりものの変化を感じる
・胃や腸の不調がある
・皮膚のかゆみを感じる
・手足のしびれや震えがある
参照元:富田産科婦人科クリニック
更年期初期には、生理の周期が短くなって、少量の出血が長く続くことがあります。
そして、更年期後期になると、生理周期が長くなっていくのが特徴です。
更年期は、婦人科悪性腫瘍もできやすい時期です。不正出血の原因が病気の可能性もあることも覚えておきましょう!
参照元:江東区医師会
参照元:アイレディースクリニック新横浜

4. 思春期で生理が不安定
茶色い不正出血は、思春期で生理が不安定なために起こっている場合もあります。
生理は、脳と卵巣の働きが上手く機能することで、正常に行われます。しかし、思春期は、性機能がまだ未熟である場合が多くなっています。
性機能が未熟な場合、無排卵となるケースが多く、不正出血を起こしやすくなるのです。
また、無月経の原因は、急激なダイエットや思春期特有のストレス・精神的不安定さが影響すると言われています。
思春期によく見られる月経異常をご紹介しますので、該当しないか確認していきましょう!
<思春期に起こりやすい月経異常>
機能性出血 | 月経が止まらずダラダラ長い出血が続く |
続発無月経 | 月経が長期間止まってしまう |
月経困難症 | 月経時に下腹部痛・腰痛など不快な症状を伴う |
頻発月経 | 頻繁に月経のような出血が起こる |
過多月経 | 月経量が多くレバーの塊のような凝血が出る |
稀発月経 | 月経周期が40日間隔と長くなる |
原発無月経 | 15歳までに月経が起こらない |
参照元:銀座レディースクリニック
思春期の場合、少量かつ短期間の不正出血であれば、あまり心配する必要はありません。
しかし、日常生活に不調をきたす場合や将来妊娠を希望する場合には、治療が必要となることも確認しておきましょう。
参照元:冬城産婦人科医院
参照元:村口きよ女性クリニック
5. ピルの種類が合っていない
茶色の不正出血がある人で、4シート以上ピルの服用を行っている場合には、ピルの種類が合っていないとも考えられます。
ピルを服用中の人が、不正出血を起こすのは珍しいことではありません。ピルを服用する人の3割が、不正出血を経験します。
ピルには、女性ホルモンが含まれています。飲み始めは、体外からホルモンを取り入れることでホルモンバランスが崩れ、出血が起こるケースがあるのです。
また、以下のようにピルを飲み始めて3シート目までは、副作用で不正出血などの症状が出る場合があります。
・不正出血
・吐き気
・むくみ
・胸の張り
・頭痛
・下腹部痛
しかし、このような副作用は、通常ピルの服用を継続して、3シート目(約3ヶ月)でなくなる人がほとんどです。
ピルを飲み始めて3ヶ月以内の場合は様子見でも問題ありません。
もし、ピルを服用して3シート目以降も、不正出血がある場合には、ピルの種類が合っていないと考えられます!
また、ピルの飲み忘れや飲み遅れがあると出血する場合もありますので、正しい服用を行いましょう。
6. 睡眠が足りていない
茶色の不正出血は、睡眠不足により、ホルモンバランスが乱れて起こっている可能性があります。
女性ホルモンの分泌は、脳や神経からの指令でコントロールされています。
そのため、睡眠不足で脳や神経に影響があると、ホルモンバランスの乱れにも繋がってしまうのです。
ホルモンバランスが乱れると、子宮内膜が刺激されて剥がれ、不正出血が起こります。
成人の5人に1人が、眠りに関して問題を抱えているとも言われています。自分の眠りに問題がないかチェックしてみましょう!
・眠ろうとしてもなかなか寝つけない
・夜中や早朝に目が覚める
・熟睡できない
・寝ても疲れが取れない
・寝ても気分が悪い
・日中集中できない
上記に当てはまる場合は、良質な睡眠が取れていない可能性が高いと言えます。
また、ホルモンバランスの乱れによって起こる不正出血は、生理時の出血量に変化がみられたり、生理の周期が乱れたりするのが特徴です!
参照元:荘田レディースクリニック
参照元:あさか心のクリニック
7. 生活習慣の乱れ
女性の身体はデリケートなので、生活習慣の乱れが不正出血を引き起こす場合があります。
女性ホルモンは、脳や神経から指令が送られて分泌されています。しかし、生活習慣が乱れると、ホルモン分泌のコントロールに影響を与えてしまいます。
ホルモンバランスが乱れると、子宮内膜が刺激されて不正出血を引き起こすのです。
生活習慣が乱れている人の特徴をご紹介しますので、当てはまらないか見ていきましょう!
・運動不足である
・偏った食生活をしている
・飲酒することが多い
・喫煙している など
生活習慣の乱れは、不正出血を起こすだけでなく、生活習慣病のリスクも高めてしまいますので、注意しましょう!
参照元:荘田レディースクリニック
8. 過剰な運動または運動不足
運動不足はホルモンバランスの乱れが起こり、不正出血の原因となる可能性があります。
運動不足となっていないかチェックリストで確認してみましょう!
・自動車をよく利用している
・トボトボ歩きをしてしまう
・長時間歩くと膝や腰が痛くなる
・休みは家でゴロゴロしている
・おへその横をつまむと厚さが3cm以上ある
・背中や肩が凝りやすい
・階段を駆け上がると息切れや動悸がする
・エスカレーターにうまく乗れないことがある
・人ごみの中を歩いていると人によくぶつかる
・立った状態で靴下を履けない
・軽い運動をしただけで翌日まで疲れが残る
普段から体を動かす機会が無い方は、運動不足になりがちです。
心当たりがある方は、健康のためにも体を動かすようにしていきましょう!
また、過剰な運動も女性ホルモンの分泌に影響し、ホルモンバランスを乱すことがわかっています。
例えば、小さい時から激しい運動をしている子は、初経が遅くなったり、生涯の月経回数が少なくなったりすると言われています。
激しい運動をする人では、女性ホルモンの分泌が悪くなり、月経がなかなか来ない人も多くなってきているのです。
「運動をスタートしてから不正出血が出る」という方は運動をセーブするようにしましょう。
病気以外で茶色い不正出血が続くときの対処法8選
ここからは、病気以外で茶色い不正出血が続くときの対処法を8つご紹介していきます!
1. 妊娠検査薬を試す
2. 低用量ピルを服用する
3. 中用量ピルを飲む
4. ピルの種類を変更する
5. バランスの良い食事を摂る
6. 軽い運動をする
7. ストレス発散をする
8. 十分な睡眠をとる
茶色い不正出血の原因に合わせて、適切な対処を行うことで、不正出血を止める効果が期待できます。
また、日頃から行っておくことで、不正出血の予防にもつながる対処法もありますので、確認していきましょう!
1. 妊娠検査薬を試す
茶色の不正出血は、妊娠や流産によるものの可能性があります。妊娠の心当たりがある人は、妊娠検査薬を試してみるようにしましょう!
妊娠検査薬は、尿中に妊娠4週目頃から含まれる、妊娠ホルモン(hCG)の量を調べることで、妊娠の判定を行います。
妊娠検査薬が反応するのは、生理予定日を過ぎてからとなります。生理予定日から1週間後を目安に試すようにしてください。
もし、生理の周期が安定していて、いつも生理が予定日通りに来るという人は、生理予定日から検査が行える「早期妊娠検査薬(チェックワンファスト)」もおすすめです。
妊娠検査薬の説明書に従い、使用時期や使用方法を守って、検査を行うようにしましょう!
参照元:ヒロクリニック
2. 低用量ピルを服用する
ホルモンバランスの乱れで茶色の不正出血が出ている場合は、低用量ピルの服用がおすすめです!
低用量ピルには、2種類の女性ホルモンが配合されています。体外からホルモンを取り入れることで、不正出血の原因となるホルモンバランスの乱れを整えてくれるのです。
また、低用量ピルを飲むことで、女性ホルモンが十分に行われていると脳に思わせることができます。
勘違いした脳は、ホルモン分泌の指令を行わなくなるため、排卵や子宮内膜の増殖も行われなくなります。
よって、低用量ピルには、避妊効果や生理痛の緩和などの効果も期待できるのです。
産婦人科には、忙しくて行けないという人は、スマホやPCで医師の診察を受けられるオンライン診療を利用してみてください。
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3. 中用量ピルを飲む
茶色い出血がダラダラ続いている場合は、中用量ピルの服用で血を止める方法がおすすめです!
中用量ピルとは、低用量ピルよりも女性ホルモンの配合量が多いのが特徴です。
中用量ピルは、継続して服用を続けた後、服用を停止すると2~3日で消退出血(生理のような出血)が始まります。
これは、服用を停止することで、脳が「ホルモンが低下した=妊娠に至らなかった」と勘違いして、子宮内膜の排出を行うためです。
ですから、茶色の不正出血が続いているようなら、中用量ピルを7~10日間程服用し、消退出血を起こすと良いとされています。
消退出血は、たくさん出血することもありますが、切れ味が良く、スッキリと出血が止まります!
中用量ピルは、産婦人科で処方してもらえます。産婦人科には、忙しくて行けないという人は、自宅で医師の診察を受けられるオンライン診療を利用してみてください。
参照元:ひまわりレディースクリニック
4. ピルの種類を変更する
ピルを服用中で、不正出血が続いている人は、ピルの種類を変更するのがおすすめです!
ピルの種類を変更する目安は、服用開始後3シート目(約3ヶ月)が経過しても、不正出血が続いている場合です。
服用開始後すぐは、約15%の人に少量の出血が見られます。これは、ピルでホルモンを体内に取り入れることで、ホルモンバランスに変化が見られることが原因です。
ホルモンバランスが安定する2シート目には、ほとんどの出血は治まるとされています。
よって、3シート目以降も、不正出血が続いている場合には、種類変更を相談するようにしましょう!
自宅にいながら、医師の診察を受けた上で各種ピルの処方も受けられるので、ぜひ利用してみてください!
参照元:アイレディースクリニック新横浜
5. バランスの良い食事を摂る
ホルモンバランスが乱れている人は、バランスの良い食事を摂ることが大切です!
規則正しい食事を心がけ、女性ホルモンの分泌に効果的とされる栄養を積極的に摂取していきましょう!
・かつお
・さんま
・うなぎ
・バナナ
・かぼちゃ
・アーモンド
・味噌
・豆腐
・納豆 など
参照元:助川クリニック
参照元:たかはし乳腺消化器クリニック
食事の際には、女性ホルモンの分泌に効果的なビタミンB6、ビタミンE。
そして、女性ホルモンと同じ働きをしてくれるとされる大豆イソフラボンを取り入れるのがおすすめです!
参照元:荘田レディースクリニック
6. 軽い運動をする
適度な運動を行うと、自律神経が活性化されて、ホルモンバランスを整える働きが期待できます。
運動不足と感じている人は、日常生活の中で取り入れられる運動からはじめてみましょう!
・散歩
・ウォーキング
・ジョギング
・ヨガ など
無理にスポーツを始めるなど、特別な運動をしなくても、仕事や家事の合間にできる軽い運動からでかまいません。
エレベーターを使わずに階段を使うようにしたり、休憩時間に軽いストレッチをしたりしてみてください。
参照元:荘田レディースクリニック
参照元:愛成病院
7. ストレス発散をする
ストレスは知らず知らずのうちに、溜まってしまっている場合もあります。
溜まったストレスは、ホルモンバランスの乱れにつながる可能性があります。
ストレスでホルモンバランスが乱れないように、日頃から上手にストレスの発散を行うことが大切です!
・休息や休暇を取る
・外出し気分転換をする
・深呼吸をする
・趣味に没頭する
・メンタルトレーニングをする
・友人や家族に相談する
参照元:杉浦こころのクリニック
ストレスの原因が分かっているなら、まずはその原因を取り除くことから始めてみましょう!
例えば、仕事でストレスがあるなら思い切って長期休暇や転職を考えてみてください。
参照元:大橋産婦人科クリニック
8. 十分な睡眠をとる
睡眠不足によって、ホルモンバランスの乱れが起こる人もいます。
十分な睡眠時間の確保と質の良い睡眠が摂れるようにして、ホルモンバランスを整えるのがおすすめです!
・規則正しい生活を送る
・運動する習慣を持つ
・就寝2~3時間前に入浴する
・起床後に朝日を浴びる
・正しい食生活をする
・眠気がある時は15分程度の昼寝を取り入れる
・眠りやすい室内環境を整える
上記のように、質の良い睡眠には、睡眠時間だけでなく、就寝前後の習慣も見直すことが大切です。
また、寝具次第では疲れが取れないこともあります。眠りやすく熟睡できる寝具選びを行ってみてください!
参照元:健康長寿ネット
病気が原因で茶色の不正出血が続くときの対処法7選
不正出血が続くときには、病気の可能性もあります。
ここからは、不正出血が起こる病気と症状や治療方法をご紹介していきます。不正出血が続く病気には、以下の7つがあります。
1. 性病による炎症
2. 性行為による傷
3. 子宮頸がん
4. 子宮体がん
5. 子宮頸管ポリープ
6. 子宮内膜ポリープ
7. 子宮筋腫
病気が原因で不正出血が起こっている場合は、なるべく早めに治療を開始することが大切です!
症状に心当たりがある場合には、産婦人科を受診し、検査を受けるようにしましょう。
1. 性病による炎症|抗生剤を使用
不正出血があるのは、膣が炎症を起こして、腟炎を起こしている可能性があります。
膣炎は、クラミジアや淋菌、トリコモナスなど性感染症が原因となっている場合があります。
また、性感染症だけでなく、体を不衛生にしていたり、不規則な生活習慣だったりすると膣炎を起こすケースもあるのです。
通常、腟の中には、病原菌の増殖を抑えてくれる自浄作用があります。
しかし、性行為やストレスなどで、自浄作用が弱まると、腟に菌が増殖してしまい出血しやすい状態になってしまうのです。
症状 | ・不正出血 ・膣の赤みや腫れ ・ひりつきや痛み、かゆみ ・おりものが増える ・悪臭がする |
治療方法 | ・抗生剤の服用 |
膣炎は、膣内のおりものを綿棒のようなもので採取し検査を行います。
痛みが伴うような検査ではありませんので、安心して産婦人科を受診しましょう!
参照元:産科婦人科吉田医院
参照元:アイレディースクリニック新横浜
2. 性行為による傷|経過観察を行う
性行為により、外陰部や膣の壁に傷がついてしまうと、出血する場合があります。
若い女性は、子宮の入口近くの薄い粘膜が露出した状態になっていることがあり、刺激を受けると簡単に出血してしまうことがあります。
性行為後に、茶色い不正出血が起こった場合には、膣に傷がついている可能性が高いと言えます!
症状 | ・不正出血 |
治療方法 | ・自然治癒 ・縫合処置 |
軽い傷であれば、自然に出血が止まり治ります。しかし、傷が深い場合には、縫うことが必要なケースもあるので注意が必要です。
産婦人科を受診し、内診で出血部位を確認してもらうようにしてください!
参照元:アイレディースクリニック新横浜
参照元:星光クリニック
3. 子宮頸がん|手術や抗がん剤で治療する
不正出血や茶色のおりものは、子宮頸がんによる症状である可能性があります。
子宮頸がんは、性行為によるヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスへの感染が原因です!
このウイルスが、子宮頸部に感染し生じるがんで、20~30代の若い世代の女性でも発症が増えてきています。
症状 | ・不正出血 ・茶色いおりもの ・下腹部痛 |
治療方法 | ・手術療法 ・放射線療法 ・化学療法(抗がん剤) |
子宮頸がんの検査は、子宮の入口付近を擦って細胞を集める細胞診を行います。
子宮頸がんは、早期にはほとんど自覚症状がないのが特徴です。定期的に検診を受け、早期発見ができるように心がけておきましょう!
参照元:アイレディースクリニック新横浜
参照元:日本産科婦人科学会
4. 子宮体がん|リンパ節を取り除く
子宮体がんになると、がんの初期から不正出血が見られることがあります。
子宮体がんは、子宮の胎児を育てる部分の子宮体部にできるがんです。卵巣から分泌される女性ホルモンの作用で、月経を起こす子宮内膜から発生します。
40代後半からの発症率が高くなっており、閉経後や更年期で不正出血が認められる時には、注意が必要です!
症状 | 不正出血 |
治療方法 | ・摘出手術 |
子宮体がんの検査は、子宮内部に細い棒状の器具を挿入し、細胞を調べます。
子宮内部に器具を挿入することが難しい場合は、超音波検査での検査が行われるケースもあります。
子宮体がんは、子宮に留まっている段階で、治療をすれば80%以上の人は治ると言われています。
気になることがあれば、ためらわずに早めに産婦人科で検査を受けるようにしていきましょう!
参照元:アイレディースクリニック新横浜
参照元:日本産科婦人科学会
5. 子宮頸管ポリープ|ポリープを切除する
子宮頸管ポリープがあると、性交渉の刺激や膣の炎症により、出血を起こす場合があります。
子宮頸管ポリープは、子宮の入口(子宮頸管)に発生するキノコ状の良性腫瘍です!
妊娠経験のある30~50代の女性に多く見られる病気となっています。女性ホルモンの影響や細菌感染が原因と考えられています。
症状 | ・不正出血 ・おりものの増加 |
治療方法 | ・ポリープ切除 |
子宮頸管ポリープができても、痛みはありませんが、性交時や激しい運動の後などに簡単に出血してしまうのが特徴です。
小さいうちなら簡単に切除が可能で、麻酔不要で痛みもなく処置できます。出血がある場合は、産婦人科を早めに受診するようにしてください!
参照元:アイレディースクリニック新横浜
参照元:新宿レディースクリニック
6. 子宮内膜ポリープ|ピルを飲む
不正出血は、子宮内膜ポリープでも起こる場合があります。
子宮内膜ポリープは、子宮内膜がキノコ状に発育したもので、良性のものが多いですが、稀に悪性のものもあります。
小さいものだと1cm以下で、大きいものは、10cmを超えることもあるのが特徴です!
女性ホルモンの働きが過剰になることで起こると考えられており、閉経前後の発症が多いと言われています。
症状 | ・不正出血 ・月経痛 |
治療方法 | ・ホルモン剤(ピル)治療 |
子宮内膜ポリープは、自覚症状が少なく、超音波検査やMRI検査を行った際に、たまたま見つかるケースもあります。
治療では、外科的手術ではなく、ピルの服用で子宮内膜ポリープを剥がし落とします。
ポリープが大きくならないうちに発見できるよう、産婦人科を定期的に受診することがおすすめです!
参照元:ゆかりレディースクリニック
7. 子宮筋腫|薬で閉経状態にする
子宮筋腫によって、不正出血が起きている可能性があります。
子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。30歳以上の女性の20~30%に見られる疾患となっています!
子宮筋腫は、卵巣から分泌される女性ホルモンにより大きくなるのが特徴です。
症状 | ・月経困難症 ・過多月経 ・不正出血 ・おりものの増加 ・頻尿 |
治療方法 | ・経過観察 ・偽閉経療法 ・外科的手術 ・ピルの服用 ・IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム) |
子宮筋腫は、自覚症状がなくても、長年放置してしまうと大きくなり過ぎてしまったというケースも少なくありません。
また、ごく稀に、急激に成長する筋腫や、閉経後も大きくなる筋腫がある場合には、子宮肉腫と呼ばれる悪性腫瘍も疑われます。
悪性のがんとなる可能性は低いですが、早めに発見し定期的な観察を行っていきましょう!
参照元:茶屋町レディースクリニック分院
参照元:日本産科婦人科学会
茶色の不正出血が生理後2週間続くのは大丈夫?
茶色の不正出血が生理後2週間続いているなら、治療が必要な可能性があります。
不正出血は、月経時以外にも性器から起こる出血のことで、主に原因は2つ考えられます。
一つは、排卵していなかったり、排卵するのに時間がかかったり、といった排卵異常です。
特徴として、出血量が多く、出血が10日以上にわたってダラダラと続くことがあります。
もう一つは、子宮や膣に原因がある場合で、子宮・膣の病気や性感染症が疑われます。
この場合には、月経以外にも頻繁に不正出血が起こる特徴があります。
どちらも、出血の原因をハッキリとさせ、治療を行っていく必要がありますので、早めに産婦人科を受診するようにしてください。
参照元:ユイ・レディースクリニック
生理が終わって1週間後の出血が茶色い原因は?
生理が終わって1週間後に茶色い出血がある場合は、排卵期出血の可能性があります。
排卵期出血とは、生理と生理の間に起こる出血のことで、生理終了後約1週間後に起こるのが特徴です。
排卵時に、ホルモン環境が不安定になることが原因と言われています。
下着に付着する程度の少量の出血が、1~3日ほど続き、下腹部痛やおりものも見られる場合があります。
この排卵期出血であれば、出血があっても基本的に心配はありません。
しかし、出血量が多い場合や強い痛みが伴う場合は、他の原因も考えられます。産婦人科を受診し、検査を受けるようにしましょう!
参照元:大宮駅前婦人科クリニック
生理前に茶色い不正出血が続くのは問題ない?
生理前の茶色い不正出血は、生理が始まる前のごく微量の出血の可能性が高いと言えます。
そして、茶色なのは、出血してから時間が経過したものであると考えられます。
血液は、出血後に時間が経つと、酸化して色が変化して茶色になる特徴があるのです。
よって、生理前の茶色い不正出血は、あまり心配はないと言えます!
ただし、茶色の出血がダラダラと続く場合は、産婦人科を受診するようにしましょう!
参照元:心斎橋駅前婦人科クリニック
茶色い不正出血のかたまりが出る原因は?
経血は、子宮内膜が剥がれ落ち、一度固まった血液が酸素の働きで溶け体外に排出されます。
通常、血液がかたまりのまま出てくることはありません。
しかし、子宮内膜が厚くて酸素量が足りない場合には、固まった血液が溶かしきれず、レバーのようなかたまりで出てくることがあるのです。
20代後半~30代の人など、子宮内膜を成長させるホルモンの分泌が多い人に多くみられます。
かたまりが出た場合、1回だけであれば様子見をしてもかまいません。
ただし、繰り返しかたまりが出る場合には、病気のサインもありうるので、産婦人科を受診するようにしてください。
参照元:赤羽駅前女性クリニック
おりものが茶色いのはストレスによるもの?
おりものが茶色いのは、おりものに血が混じっている可能性があります。
薄い少量の出血や生理痛に似た軽い腹痛がある場合には、妊娠初期に起こる着床出血も考えられます。
妊娠に心当たりがある場合には、妊娠検査薬で妊娠の確認を行うようにしてみてください。
また、茶色いおりものが、徐々に赤色や茶褐色になっていく場合には、子宮頸がんの可能性もあります。
下腹部痛や性行為の際に出血が見られた場合には、特に注意が必要です。
婦人科検診もかねて、一度産婦人科を受診するようにしてみましょう!
参照元:渋谷文化村通りレディスクリニック
茶色の不正出血が10日以上続く場合は産婦人科を受診しよう!
茶色の不正出血は、生活習慣やストレスなどの原因から、病気の可能性まで考えられます。
妊娠に心当たりのある人は、妊娠による出血を疑い、まずは妊娠検査薬を試してみるのがおすすめです!
そして、結果が陰性でも、不正出血がダラダラと続いたり、繰り返し起こったりするようであれば、産婦人科を受診してください。
なるべく早く茶色い不正出血の原因を確かめ、安心して快適に過ごせるようにしていきましょう!