埋没毛の取り出し方はどうする?皮膚科で切開するべきか、料金やクリニックも解説

いつの間にかできていて気になる埋没毛ですが、どのように取り出すのがよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

「埋没毛はどうしてできるの?」

「どう取り出すのが正しい?」

など、この記事では埋没毛の取り出し方とそれにまつわるさまざまな疑問にお答えしました。また、埋没毛を予防するために最も有効な医療脱毛について、おすすめのクリニック5選も紹介しています。

この記事を読むことで、埋没毛の正しい取り出し方はもちろん、埋没毛に関するさまざまな知識が身につくでしょう。

目次

埋没毛とは皮膚の内側で埋もれながら成長している毛のこと

埋没毛とは、皮膚の内側で埋もれながら成長している毛のことをいいます。普通、毛は肌の表面から飛び出して成長しますが、何らかの原因により成長途中で曲がってしまい、埋もれてしまっている状態です。

埋没毛には、次のような3つのタイプがあります。

  • 毛先だけが出ているタイプ:毛先は肌の表面から出ているものの、それ以外の大半は埋まってしまったままのもの
  • 毛先だけが埋まっているタイプ:通常通り毛が成長していたが、途中から毛先だけが皮膚に埋もれてしまったもの
  • 完全に埋もれているタイプ:毛が完全に皮膚の下に埋まっており、成長しているもの

埋没毛ができやすい部位

埋没毛は毛の生えている部位にはどこにでもできる可能性がありますが、できやすい部位にはいくつかの特徴があります。ここでは埋没毛ができやすい部位をみていきましょう。

頻繁に自己処理をする部位

頻繁に自己処理をする、ワキや手脚などが埋没毛ができやすい部位のひとつです。自己処理によって肌が傷つくとターンオーバーの乱れが生じ、角質層によって毛穴が塞がれてしまいます。これによって毛が肌の表面に出られず、埋没毛となってしまいます。

濃い・太い毛が生えている部位

ワキ、VIO、男性のヒゲなど、濃く太い毛が生えている部位は埋没毛が起こりやすいとされています。上でもお伝えしたとおり、自己処理が埋没毛の原因のひとつであるため、自己処理を繰り返すことの多いこれらの部位は埋没毛が多発しやすいといえます。

毛の生える方向がばらばらになっている部位

ワキやヒザ下、Vラインなど、毛の生える方向がばらばらになっている部位も埋没毛の好発部位です。

   埋没毛ができる原因

それでは、埋没毛ができる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく解説していきます。

自己処理を間違えている

カミソリや毛抜き、ワックスによる自己処理は埋没毛ができやすいといわれています。カミソリによって目に見えない細かい傷が肌にできることでターンオーバーが乱れ、角質層が厚くなるため、毛穴が塞がって埋没毛ができてしまいます。

また、毛抜きやワックスによる脱毛は毛根を傷つけるため、同様にターンオーバーの乱れの原因となります。

肌が乾燥している

肌の乾燥も埋没毛の原因のひとつです。肌が乾燥すると傷つきやすくなり、ターンオーバーが乱れる原因になります。

   埋没毛の正しい取り出し方5選

見た目にも気になる埋没毛に正しく対処するためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
ここでは、埋没毛の正しい取り出し方を5つお伝えします。

決して自分でピンセット処理は行わない

埋没毛を覆っている皮膚を、ピンセットなどで破るようにすれば取り出すことができますが、これは絶対に避けるべき方法です。

不衛生なピンセットを使用することや、皮膚を破ることで雑菌が入り、「毛嚢炎」という状態になることがあります。

また、埋没毛を繰り返しピンセットで取り出すことは、色素沈着の原因となる場合もあります。

これらのことから、ピンセットなどを使って無理に埋没毛を取り出すのはやめましょう。

ターンオーバーを利用して自然に外に出す

埋没毛は、肌のターンオーバーによって自然と解消されます。ターンオーバーとは、肌が生まれ変わっていくサイクルのことです。ターンオーバーによって肌はおよそ4週間で生まれ変わるとされています。

ターンオーバーのサイクルの長さからもわかる通り、埋没毛が自然に解消されるにはある程度の時間がかかります。どうしても見た目が気になる、早く解消したいなどの場合には、皮膚科を受診を検討するとよいでしょう。

肌を保湿ケアすることで毛を生ませない

上でも説明した通り、肌の乾燥は埋没毛の原因となります。普段から保湿を心がけ、とくに自己処理の後はしっかりと保湿することで埋没毛を予防しましょう。

紫外線対策を行って肌を守る

紫外線は肌にダメージを与え、乾燥の原因となります。紫外線によって、肌の水分量を保つ働きを持っている器官が影響を受けるためです。保湿に加えて、日に当たる部分では紫外線ケアもしっかりと行うようにしましょう。

また、紫外線を浴びることで肌がストレスを受け、ターンオーバーが乱れます。これによって埋没毛が解消されにくくなることも覚えておきましょう。

炎症がある場合には皮膚科を受診して切開してもらう

埋没毛が赤くニキビのように腫れていたり、痛みがあったりするような場合には「毛嚢炎」と呼ばれる状態を起こしている可能性があります。このような症状が見られた場合には決して自身では処置せず、皮膚科への受診を検討しましょう。

   埋没毛を取り出すには医療脱毛の施術を受けるのがおすすめ

埋没毛は一度できてしまうと自身では取り出しにくく、また自己処理によって繰り返しやすいものです。埋没毛をそもそも作らないために最もおすすめな方法が、医療脱毛です。

医療脱毛は永久脱毛ともいわれ、レーザーによる処置で毛が生えてこないようにするものです。毛が生えてこなければ埋没毛にもならないため安心です。

埋没毛の取り出し方でよくある質問と回答

ここでは、埋没毛の取り出し方についてよくある質問について回答しました。以下を参考にして、埋没毛に正しく対応しましょう。

埋没毛を抜く方法はありますか?

埋没毛を無理に抜くことはおすすめできません。ピンセットなどで無理に皮膚を破って毛を取り出すと肌を傷つけ、毛嚢炎を起こす可能性があるためです。

また、毛を抜くこと自体でも肌が傷つきターンオーバーが乱れるため、新たな埋没毛を作る原因にもなります。

皮膚に埋まった毛はどうやって取り除きますか?

埋没毛の正しい取り出し方は、皮膚のターンオーバーによって自然に解消されるのを待つことです。また、スクラブやピーリングによる角質ケアでも対処することができます。

ただし、強くこすりすぎないようにすること、定められた使用頻度を守ることなどに注意しましょう。

埋没毛は自然に取れるものなの?

埋没毛は肌が生まれ変わっていくターンオーバーの過程で自然に解消されます。自然に取れるのを待つのがよいですが、見た目の問題などで待てない方や、埋没毛が赤く腫れてきたなどの場合には皮膚科への受診を検討するとよいでしょう。

埋没毛を放置するのは良くないですか?

埋没毛は放置することで自然と解消されるため、放置すること自体は悪くありません。ただし、放置していると炎症を起こす場合もあるため、埋没毛のある場所が赤く腫れてきた時には皮膚科への受診を検討しましょう。

まとめ|埋没法の取り出しはクリニックで行うのがおすすめ

この記事では、埋没毛を無理に取り出すのはNGであること、早く解消したい場合や毛嚢炎を起こしている場合には皮膚科への受診を検討すること、埋没毛をそもそも作らないためには医療脱毛で永久脱毛をするとよいことなどをお伝えしました。

ぜひこの記事を参考に埋没毛の正しい取り出し方を知り、興味があれば医療脱毛も検討してみましょう。

この記事を書いた人

看護師として3年半救急、CCU病棟で勤務。美容クリニックへ転職し3年目。

病院・美容クリニック勤務を通して看護師目線で読者に寄り添った執筆を行っております。

美容施術経験もあるので、自身の経験をもとに現在は美容ライターとして活動中です。

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